9/20(土)開催!「プロに学ぶ、電子書籍出版の前に考えるべきこと」ワークショップが終了しました。

『iBooks Author』を使用し、電子書籍で『りんごの教科書』を制作するワークショップ、
「プロに学ぶ、電子書籍出版の前に考えるべきこと」が終了しました。

セッション1「電子書籍と著作権 〜基礎から実務上の注意点まで〜」

弁護士法人関西法律特許事務所 弁護士
ウズウズ出版 リーガル・アドバイザー
大江 哲平

『コンテンツから学ぶ「電子書籍の制作方法」』で登壇された、
板羽さん・松永さん・山口さんが所属する『ウズウズ出版』
そのウズウズ出版のリーガル・アドバイザーで弁護士の、
大江哲平さんのセッションです。

大江さんは、知的財産権をメインに弁護士活動をされています。
今回は、電子書籍まわりの著作権に関してお話いただきました。

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なかなか取っ付きづらい法律という分野ですが、
書籍発行には『引用』や『参考文献』などがつきものです。

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『槇原敬之 vs 松本零士事件』
『ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー事件』
『「#アホ男子母死亡かるた」事件』
『GREE vs DeNA』
などなど、馴染みのある事例を取り上げていただき、
分かりやすくご説明いただきました。

制作視点からのセミナーは多いですが、法律関係の視点からのセミナーは珍しく、
参加者にとって大変貴重な内容となりました。

セッション2「専門書出版社が考える、電子出版と電子書籍のこれから」

株式会社技術評論社 電子出版推進室室長
馮 富久 (ふぉん・とみひさ)

専門書を主に出版されている株式会社技術評論社で、同社の電子出版事業の責任者を務める馮さんのセッション。
技術評論社でも、2011年から独自で電子書籍(Gihyo Digital Publishing)を制作されています。
その立場から、電子書籍の歴史とこれからの展望についてお話いただきました。

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ひとくちに電子書籍と言っても、制作方法や形式もたくさんあり、
出版までに色々なハードルがあることをはじめて知りました。
制作の工程構造から、DTP業界の人よりもWeb制作業界のほうが親和性が高いというお話も。

今後の電子書籍市場に、色々な可能性を感じさせていただける内容でした。

『りんごの教科書』制作ワークショップ

NPO法人 あおもりIT活用サポートセンター理事
カームテック 代表
古川 勝也

参加者が実際に「リンゴの教科書」を制作していくワークショップ。
まず成果物のゴールやコンセプト、『iBooks Author』のデモを実施し、
その後に各グループで作業をしていただきました。

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馮さんと大江さんにも参加者グループに入っていただき、
編集や知的財産権に関しては随時コメントをいただきました。

同じものをつくるのでも各グループのやり方がそれぞれバラバラで、見ている方もワクワクします。
休憩の時間になってもなかなか作業やディスカッションが止まらず、みなさん集中されていることがわかりました!

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最後には、各グループから成果物の発表。

それぞれで全く異なる成果物が完成しました!

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馮さんからは「電子書籍はやはりコンテンツの部分が一番大事。今回のワークショップはとても勉強になりました。」と感想をいただきました。
大江さんへは、「『田舎館村田んぼアート』のサザエさんは著作権侵害になりますか?」と
参加者から質問もあり、会場は盛り上がりました!

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最後に

今回制作した『リンゴの教科書』は、今年度中にさらに精度を高め、
iBooksから出版予定です。
10月11日(土)には、今回の参加者の中から有志を募って
ブラッシュアップミーティングを開催します。
どのように編集・加工がなされ『リンゴの教科書』が完成していくかのか楽しみですね!
ご参加いただいたみなさま、講師のみなさま、本当にありがとうございました。

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※写真は左から、
本田 政邦(あおもりIT活用サポートセンター マネージャー)
古川 勝也(あおもりIT活用サポートセンター 理事、カームテック 代表)
馮 富久さん(株式会社技術評論社 電子出版推進室室長)
大江 哲平さん(弁護士法人関西法律特許事務所 弁護士)
大浦 雅勝(あおもりIT活用サポートセンター 理事長、株式会社コンシス 代表取締役)
蝦名 晶子(あおもりIT活用サポートセンター 副理事長、ディーシーティーデザイン 代表)

参加者アンケート 一例紹介

大江哲平さん セッション
●様々な事例を紹介してもらえたのが嬉しかったです。事件名が面白いのが多かったのが新鮮で面白かったです。もう少し内容に抑揚をつけて、重要な部分が強調されるようにすると、より理解しやすかったと思います。著作権について初めて知ることが多くためになりました。
●事例があったので分り易かったです。 もっと知りたいと思いました。 また、もしお客様とやり取りする際に使える契約書の例のようなものが知りたいなと思いました。(裁判にならないために)
●事例がとても多く、理解しやすかったです。 Web制作にも参考になります。

馮富久さん セッション
●紙の制作物と同時に電子書籍も出してよ〜って結構思う時がありましたが、色々大変なのだという事がわかりました。
●iPadができてからの歴史が面白かったです。 今にいたるまで、出版社さんたちの奮闘があったんだなと…ありがたいなと思いました。
●電子書籍の今を、歴史を絡めて解説していただき、とてもわかりやすくためになる内容でした。これからの電子書籍業界について、具体的でわかりやすい話をしていただき、大変参考になりました。

古川勝也さん ワークショップ
●細かいところまで作り込めなかったのが残念でしたが、アイディアが型になっていくところを体感できたので良かったです。
●「iBooks Author」はじめてつかいましたが、スムーズにできませんでした。りんごの”ざつがく”が楽しかったです。(馮さんのもの…?)その他、読みたい!!と思うコンテンツがたくさんありました!!
●電子書籍作成の流れを一通り体験できて、電子書籍作成へのハードルが下がった。馮さんと一緒に作成することができて、勉強になることが多かったです。
●チームの中に馮さんが入ったので、いろいろ指示してくれて参考になった。
●ワークショップはいつも勉強になります。 質問もしながら失敗しながら学べる環境ありがたいです。 うまくチームをまとめられず、電子書籍以外の部分での課題が見えました。。。
●実際に手を動かすことの重要性を改めて感じました。動画を埋め込みたいと思っても、オフラインではどうするのか?とか、かといってキャプチャをとなっても著作権がとか、いろいろ大変でした。