【終了レポート】イベント「アイデア力・発想力を身につける!」

6月19日(金)に青森市ワ・ラッセで、「アイデア力・発想力を身につける!」が開催されました。

1を100に増やすスキルも社会人として大事ですが、0から1を生み出すアイデア力も大事!
今回は、数多の企画を世に放ち具現化してきた、株式会社ウェブライダーの松尾茂起さん、株式会社KDDIウェブコミュニケーションズの高畑哲平さんにご登壇いただきました!

※このイベントは、青森県の緊急雇用創出事業「地域人づくり事業(処遇改善プロセス)」として開催したものです。

セッション1:「アイデア・発想力は3つのステップで身につける」

株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ 取締役副社長
高畑哲平さん

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まず、アイデアの出ない人の共通点。
それは「仕事が好きじゃない人」。

高畑さんのお考えでは、ここの部分で8割は決まってしまうとのこと。
業種もしくは職種が好き、さらに高畑さんの言葉で言うと「肌にあっている」状態だとアイデアが出やすいそうです。

最近は「ワークライフバランス」という言葉をよく耳にしますが、
アイデアが出る人は、仕事とプライベートが良い意味で連動しており、
その観点から考えるとあまり区別しないほうがよいとのこと。

また、「なぜ?を考える」がことが重要で、それがそのままインプットに。
高畑さんは飲食店に入っても、常に気付きを考えているそうです。

・客層、年齢は?
・回転数は?
・サービス不備は?
・感動ポイントは?
・オペレーションに必要な人数は?
・自分が経営者だとしたらどうする?

ただし、アイデアのアウトプットはコントロールが難しい。
ですがこの部分も、「自分を理解する」ことでコントロールしやすくなるとのこと。
高畑さんは、「電車に乗り、中央線の高円寺駅前に通りかかった時にアイデアが出やすい」そうです!

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中国の昔の言葉で、『馬上枕上厠上(ばじょうちんじょうしじょう)』という言葉がありますが、運転中・睡眠前後・トイレの中はアイデアが出やすいというのは、昔から知られていたのでしょうね。
自分はどの状態だとアイデアが出やすいのか?
あらかじめ知っておくことが、アウトプットのコントロールには大事なようです。

 

セッション2:「プロセスには無数のアイデアがある! プロセス思考から身につける発想力」

株式会社ウェブライダー 代表取締役
松尾 茂起さん

アイデアは、「気付き」。
松尾さんはWeb制作の他にも作曲活動もされています。
セッション開始早々、舞台のセリフ音声を上映し、どのようなBGMをつけるのが好ましいかの2択を実演!

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音楽というのは感覚の部分が作用する分野と思っていましたが、実はとてもロジカルな理由でBGMの選定が!
その分野のプロじゃないと「気付け」ないような視点を与えていただきました。

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また松尾さんは、気付きを促すための「プロセス」を重視されています。
Webマーケティングをハードボイルドストーリーで学べる松尾さんの著書『沈黙のWebマーケティング』。

・なぜ、ハードボイルドなストーリーにしたのか?
・なぜ、この絵柄にしたのか?
・なぜ、この背景色にしたのか?
・なぜ、こんなに1ページを長くしたのか?
・なぜ、会話調にしたのか?
・なぜ、このタイトルにしたのか?

それらすべてに理由があって、計算されてつくられたものなのです。
それに気付くかどうかが、アイデア・発想力にはとても大事!

では、「気付き力」を高めるにはどうすればよいか?
それにはアンテナ感度を高めることが重要なのですが、それにはコツがあるそうです。

・一流の娯楽コンテンツに触れる(映画がオススメ)
・ツールを使って楽をする(アイデアが出たらスマホでボイスメモ)
・アイデアマンと話す(何かを成し遂げた人のプロセスを聞く、言語化がうまい人、セミナーよく講演する人など)

結果ももちろん大事ではあるものの、プロセスをなにより重視されている松尾さんでした!

 

質疑応答&トークセッション

お題に沿って、お二人に自由に話をしていただきました!
数多くのテーマや質問のうち、一部抜粋をしました。

Q,「今までのこれが一番だ」というアイデア・企画はどんなものか?
高畑さん:「ホームページ作成サービスの『Jimdo(ジンドゥー)』をドイツから持ってくるときに、経営陣から反対されたがなんとか通していただいた。その際、休憩所でJimdoエバンジェリスト(伝道師)制度を急に思いついた。その制度もあり、結果的に事業は軌道に乗ることができた。それが一番のアイデア。」

Q,役所的な職場の雰囲気でアイデアや気づきを反映しにくい場合、どうすればよいか?
高畑さん:「ひとりでやるのは限界があるので、賛同者(フォロワー)をもうひとり作る。巻き込んでいく。そうすると三人目以降は加速度的に増えていく。」
参考動画

Q,『沈黙のWebマーケティング』のキャラクター、ボーンの絵柄はどのように決まった?
松尾さん:「マーケティング的に、格闘ゲームのスト2鉄拳のキャラに似せて、『既視感』を大事にした。ユーザに響きやすい手法を採用した。」

Q,Webの進化が早すぎて、そのうちWebは不要になるかもしれない。そのときどうする?
松尾さん:「現職ではWeb制作をしているものの、実際は『世の中のわかりにくいことを、わかりやすく翻訳する仕事』をしていると考えている。ツールは問わない。なのでもし、Webが無くなってしまっても平気。」

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まとめ

松尾さんのセッションにもありましたが、1940年初版のジェームス.W.ヤング著『アイデアのつくり方』では、下記のように書かれています。

●アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない
●既存の要素を新しい組み合わせに導く才能は、物事の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きい

しかも、「物事の関連性を見つけ出す才能」は、社会科学系の書籍を読むなどして、訓練で向上させることが可能とのこと。
アイデアはなにも無いところから生み出さないと!と思っていましたが、高畑さんや松尾さんのセッションの内容を組み合わせて考えてみると、訓練や意識次第で誰でもアイデアマンになれるものなのではないでしょうか。

参加者のみさなま、この度はご参加ありがとうございました!
高畑さん、松尾さん、大変刺激的なお話をありがとうございました!またのご来青をお待ちしております!

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※上記写真は、講師の高畑さん・松尾さんと運営スタッフ
当日の写真を公開しました。参加レポートなど執筆される際にご利用ください。

 

アンケート 感想抜粋

高畑さんセッション
●常識的なことではなく、好きなことをする!など、感覚的にわかるお話をしてくださったので、共感でき、ヒントを取り入れていきたいと思いました。
●「肌に合う」ということの大切さが、自分の経験もあって、強く印象に残りました。「肌に合わない」無気力になりかけの1年を経て、”楽しめる今”を作ることができました。環境を変えることができたからなのですが、本当に、これが一番重要なのだと認識しました。自分のことだけではなく、社内の人間にも、適用させていきたいです。
●肌に合う、合わないのお話がとても、すっと入りました。人である以上、シンプルにそこに行きつく。その部分に素直に向き合って、どうするか?ここで大きな差が生まれるんだろうなぁ…と。トドのつまり、自分に偽ることは誰のためでもなく、辛いなぁと…考えることが多すぎてまとまりませんが、良いきっかけをいただきました。ありがとうございました。
●「肌にあっているか」改めて自分に問いたいと思いました。自分を知ることで新しい物事が見えてくるのではないかと思えることができました。きっかけをいただきまして、ありがとうございます!
●「プレゼンテーション」が素晴らしかった。見習いたい!やる機会があれば…(笑)
●日常になぜ?をみつけることで、たくさんのインプットが生まれることがわかった。また、自分のサイクルをさがしてみようと感じた。
●最近、自分が担当する案件で悩んでいることが多々あったので、うなづける内容ばかりでとても参考になりました。今の仕事、業務内容が”肌にあっているのか?”これから考えながら過ごして、答えてをだしていきたいです。インプットをたくさんしても整理しなきゃいけないですよね…心がけます!
●昨今これほど頷いたセミナーはないぐらい、共感しました。私は残念ながらデザイナーとして「かっこいいもの」だけでつくったことはないですし、完全にクライアントの感性に添えるものは、一発では作れないです。でも「肌に合う」好きなことは仕事でも夢中になれるし、プライベートと仕事がリンクしている事は多いので、あとはもっと具体化できるように精進したいと思います。ちなみに私はエバーノート派です。タンブラーは「人に見せるアイディア用」です。
●とても参考になりました。好きなことをしているのでとても共感しました。ありがとうございます。
●自分にあてはまる好ましくないパターンを再認識できました。ありがとうございました。

松尾さんセッション
●アイディアは、神がかっているもののような気がしていたが、プロセスが大切というお話はすごくアイディアを出すことが身近に感じました。
●何気なく見過ごしてしまっていることから気づきを得る感度を高めていきたいです。きっと、まずは自分の興味のある範囲から。その後、抽象的なままにせず、しっかり言語化するところまで。
●プロセスから気付き→アンテナを高く感度を良くするためには、プライドが邪魔というお話が、とても共感を持って受け止めることができました。プライドよりも自分の好奇心のままに進むきっかけをいただきました!ありがとうございました!
●舞台音楽やジブリ飯など、たくさん気付きをいただきました!ありがとうございます!!今までなんとなく観ていた映画ですが、今日いただいた「気付き」を意識して、観ていきたいと思います。
●”気付き力”を高めることが大事だと感じた。いろいろなことに「なぜ〜したのか?」を考えながら、たくさんのアイデアを生んでいきたいと思う。「恋、すなわち、愛」の出版化を期待しています。
●本題に入るまでが長く斬新な手法で驚きました。舞台の話、興味を持ったのに、架空の話だったなんて…(笑)面白かったですが、前半の件で気が削がれてしまい、注意力が半減したのが残念です。(自分の情報処理能力のモンダイです。汗)トークセッションは楽しく聴けました。
●今回も大変面白かったです。最近、混声合唱をしているのですが、音楽ってすごくロジカルに作られているので、冒頭の舞台音楽の開設はとても解りやすかったです。セミナーの内容も、高畑さんともリンクしていて、面白かったです。その分、最後がかけ足になって残念だったかな。あと私は個人的に視覚に残るものをクリップしているので、音声入力はやってみたいな…と思いました。(デザインのアイディア)
●新しい気付きをたくさん与えられました。これからはもっとアンテナの感度を上げていきたいと思います。

イベント全体
●日本で最先端で活躍されている方々のお話、雰囲気を身近に感じることができ、すごく貴重な機会で、本当に参加させていただいてありがたかったです。
●ものすごい良いセミナーでしたが、それをうまく文章化することができない、伝えられないもどかしさを今、感じています。セッションが終わる度に、いろいろと考える、自分はどうなのか?これから会社としてどう向き合うかそんな事を思ったセミナーは、はじめてです。もっと考えてみます。ありがとうございました!
●最後のトークセッションが楽しめた。ありがとうございました。
●これから、日々インプットと気付きを意識してアイデア、発想力をつけていきたいと思います、あとはアウトプットを勉強して、スキルアップにつなげていこうと思います。
●トークセッションも面白かったです。タイプが違うのでなんとも、よかったです。高畑さんと松尾さん、数年前じゃ考えられなかったというか、そんな組み合わせですよね。このお二人でこの内容!!なかなかないので、とても貴重なセミナーとなりました。青森最高!!ありがとうございました。
●大阪から来てよかったです。「今やってることが一番」これは私もモットーにしてきました。松尾さんのお話は最後までゆっくり聞きたかったな。
●トークセッションがとてもおもしろかったです。